VCメーターIIは所有欲を満たしてくれる露出計

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Canon FTbの内蔵露出計が壊れたので、VCメーターII買いました。
この製品はコシナの中でもロングヒット商品なので、私もずっと前から存在を知っていたんですが、この度ついに手に入れたわけです。
私が持っている単体露出計はセコニック L-308Sですが、こいつとVCメーターIIでは、露出計としてのベクトルがまるで違うなあという感想。
結論から言えば、買って良かった!

VCメーターIIはLEDの点灯のみで露出値を計る方式です。直接数字が表示されるわけではなく、LEDを見ながらダイヤルをくるくる回して値を確認します。
以前L-308Sのレビューを書いた時には「速写性に欠ける」と思いましたが、使ってみて、まあそれは実際にその通り。当然ですが野球場のプレス席で連射する人、従軍カメラマン、アイドルのパンチラを狙う人などには死んでもオススメできません。
なのでそういう人は別の露出計を使いましょう。
VCメーターIIは、週末にクラシックカメラにフィルムつめて、ぶらぶらと歩きながらスナップをするような紳士にこそ相応しい。コシナもそういった層が満足するように、露出計としてはオーバースペックな「プロダクトデザイン」の品質を持たせています。

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そう。
VCメーターIIの最大の特徴はデザインと質感。
クラシックカメラが持つミニマルな雰囲気、実用的かつ美しいフォント、程よいダイヤルのクリック感、アルミダイキャストの重みと冷たさ。VCメーターIIを手のひらで転がしていると、まるでもう一台小さなクラシックカメラを買ったような気持ちになります。
これと同じような現代の露出計は他に無いんですよ。
唯一無二。
コシナえらい。
もちろんデザインだけではありません。初期型には無かった「ホールド機能」が付いたことにより、さらに使い勝手が向上している他、シューの取り付け位置を微調整できるなど、気の利いたところまで実用性がしっかり考えられています。

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ちなみにVCメーターIIをストラップで吊せるアクセサリーはなぜか販売終了になっていましたので、私はカメラ屋でシューアダプターを買ってきてこんな感じでつけてます。
首から吊ってもよし、カメラのシューに着けてもよし。
さらにL-308Sのレビューの際「受光角°30が不安」とも書きましたが、実際使ってみると測光エリアが狭いと感じることはなく、L-308Sとほぼ同じ数値を指すことが多かったので安心しました。
まあ多少ずれていても、それくらい気にしないという人が使うアイテムだと思います。
実用重視なら他にいくらでも高性能な露出計があります。
でも「露出計」というジャンルの中で、趣味のアイテムとしてこれほど所有欲を満たしてくれる製品は、VCメーターIIには無いと思いますよ。
迷っている人がいれば、自信を持っておすすめします。

コシナ VCメーターIIの価格相場はこんな感じ (@楽天)

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