Leica D-LUX4 まとめ

D-LUX4

ということで、D-LUX4のまとめレビューです。
デザインがステキとかグリップがステキとかそんなことばかり書いてきたので、その反省も含め、今回はカメラの命である「画質」についての感想を述べます。

画質といっても様々ですけどね。
画質というものに対して、絶対的な基準というのは無いと思います。
なので相対的に説明したいんですが、前にも触れましたようにおそらくはこのカメラ、JPEGで撮るとPanasonicのLX3と同じ絵だと思います。検証したわけではありませんが、たぶんLeica社はハードウェアの中身まで手をかけていないと思います。
それでは何が違うのかと言いますと、現像時のCapture Oneによるライカプロファイルの割り当て。

ライカプロファイル

このプロファイルによって、平凡なデジカメ写真の色が、私好みの絶妙な渋い発色に変わるのです。
ということで、まずは次の写真を見て下さい。
上がJPEG撮って出し(スタンダード)、下がRAW→JPEG(D-LUX4 ジェネリック)。

D-LUX4_01

D-LUX4_02

…どう?
どっちが好き?
これ、購入直後に撮ったものなんですが、最初私は上のJPEG写真を見て、「えーーーーー」と思いましたよ。
10万出してこの色はないだろうと。
ナメとんのかと。
期待しすぎたのかと。
ひょっとして失敗ですかと。
で、
涙目になってRAWを試してみたところ、あ、何だマトモじゃんと思った次第です。
まあこれも人の好みですから、一概には言えないんですけども。

じゃあ次。

D-LUX4_03

D-LUX4_04

これはちょっと分かりにくいかも知れませんが、コントラストの違いが出ています。
JPEG撮って出しの方がコントラストが強く、手前の防波堤や右奥のテトラポットが潰れています。一方、ハイライト付近はそれぞれあまり違いがありません。
空の色はJPEGの方がシアンに転び、RAWは彩度の低いマゼンタ(レッド?)が中間色域に絶妙に混ざっている感じがします。

次。

D-LUX4_05

D-LUX4_06

これらも最初の傾向と同じく、JPEG撮って出しの塗り絵的な彩度・コントラストの高さに比べ、RAWは控えめ、渋い&ネムい傾向にあるのがお分かり頂けると思います。
では最後にこの二枚。

D-LUX4_07

D-LUX4_08

これはRAW→JPEGの際にちょっとだけコントラストを触ったんですが、どうですかこの色合い。
こんな色を出すデジカメ、おじさんは知りませんよ。

色々撮った結果、どうやらJPEG撮って出しは彩度・コントラストが共に高めの、一般的なコンデジの発色であることが分かりました。それが悪いというのではなく、白熱灯や夜景など、被写体によっては撮って出しの方が良い効果を得られる場合があるんですが、それは「このカメラでないと撮れない」ものではありませんので、今はスルーしておきます。
一方、RAWから「D-LUX4ジェネリック」を選択して現像したJPEGは、ゆがみが補正され、暗部の階調が守られ、そして色合いが少し色褪せたマゼンタ寄りに変化します。
それ自体は特にすごいことでもないんですが、その色合いは、ごく限られた条件下でとんでもなく魅力的な発色をする気がします。
個人的には晴天ではなく曇天や雨天、それも日没直前なんかに向いていると感じました。
まだそれが100%合致した写真が撮れていませんが、そのうちすげえ写真が撮れるんだろうという予感はあります。

さて、そのような色のためにLX3の倍の金額を出すべきか。
まあ一般人は止めとけと思います。
たぶん誰にも理解されません。
孤独です。
ただ自分が変態さんで、お友達も変態さんであるのなら、購入の意味は充分にあります。
付属のCapture OneにはD-LUX4だけではなくM8のプロファイルなんかもありますから、あーだこーだと変態同士で盛り上がって下さい。
この世の中に、「このカメラでしか撮れない絵」というものが、確実にあると思います。

以上まとめでした。
このカメラは今後も常用するので、なんかいいのが撮れたらまたご紹介します。

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